表現しむ Oitan

女優森 七菜

森七菜さんにインタビュー!地元・大分への愛が止まらない!

森七菜さん

撮影/ 井野友樹取材・文/ 菅堅太


ドラマや映画などを機に、毎年のように人気の役者が誕生するなか、スカウトからわずか数年で人気女優として輝き続ける女性がいます。
それが、我らが大分県で育った森七菜さんです!

2016年に大分県の某飲食店でスカウトされて以来、園子温監督のドラマ『東京ヴァンパイアホテル』に出演したほか、新海誠監督の映画『天気の子』でヒロイン・天野陽菜の声優に抜擢されました。

今回はドラマや映画、音楽など多方面で大活躍中の森七菜さんにインタビューを実施!大分での思い出や東京での暮らしなど、知られざる森七菜さんの素顔に迫ります。

大分では、ほったて小屋に住んでいた?
森七菜さん

-大分県でスカウトされたのが女優となったきっかけと伺いましたが、大分ではどんな生活を送っていたんですか?

もともとは大阪に住んでいたんですが、大分に引っ越して最初に住んだのが、ほったて小屋みたいな家でした。
畳の間からカイワレ大根が生えたり、お風呂にナメクジがいたりとかしたんです(笑)。

-ほったて小屋から大分の生活が始まり、大阪とのギャップはありましたか?

言葉が違うところが大きかったですね。イメージとしては荒々しいんですよ。
私も大分弁を使っていて思うんですが、「暑い」を「アチい」っておざなりにして言って、言葉から「かなり力強い県なんだな」って感じました。

-大分で感動したことはありますか?

初めて住む場所だったんですが、引っ越してからは大分で生活していくことにワクワクしました。
お魚とか食べ物がすごく美味しいですし、温泉とかも好きなので、そういうところに感動しましたね。
生まれ育った土地っていうよりも、途中から大分に住んだ者としての感想が大きいかもしれませんが、だからこそ大分で大きく影響を受けたというか、衝撃を受けたと思います。

-大分での経験が今に生きていることは?

方言ですかね。
大阪弁から大分弁になったからなのか、役作りで大分弁に近い言葉を話すことがありましたし、初めて勉強する方言でもすぐに覚えられるようになりました。
山形弁とか標準語とかをすぐに覚えられたのも、大分で新しい言葉を教えてもらったからこそなのかなって思います。
大分にいた頃は相撲をしていた!?
森七菜さん

-大分出身の森七菜さんにとって、印象的な場所はありますか?

ん〜、河原ですかね(笑)。
学生の頃は、川辺でよく遊んでいたなぁって記憶があります。

-どんな遊びを?

なんでもやりますよ!
トランプもやるし、人狼ゲームもやるし、花火もやるし……。
あとは、水溜りに落とし合う相撲みたいなこともしていました(笑)。

-学生らしい遊びですね(笑)。今は東京で生活をされていますが、「都内だと、ここが好きだなぁ」という場所はありますか?

ドコモタワーですね。
新海誠監督の『天気の子』でも登場していて、陽菜役として声優をさせていただいたんですが、この作品を機に好きになりました。
ドコモタワー
▲東京・新宿にあるドコモタワー

-大分の川辺から一転して、タワーを選んだ理由は?

なんだか、安心するというか。
東京に来た当初は、空が狭くて「窮屈だなぁ」って思っていたんです。ただ、空を遮っている建物たちが雨に濡れてからの夜景が印象的で、霧たちに光が反射してオーロラみたいに見える瞬間があるんですよ。
その景色を見て以来、東京が好きになったので、ドコモタワーはすごく思い出深い場所ですね。
得意料理はチャーハン!
森七菜さん

-ご兄弟はいらっしゃいますか?

中学生の弟がいます。ゲームが大好きな普通の男の子ですね。

-森七菜さんが主演を務めた最新作『ライアー×ライアー』でも弟がいる設定ですが、弟役を演じた松村さんとのギャップはありましたか?

もうギャップしかないんですけど、作中の弟とこんなに仲が悪いっていうのが衝撃的で、ファーストシーンも弟役の松村さんから「邪魔」って言われて始まるんですよ(笑)。

-では、大分の弟さんとは仲が良いんですね。

仲はすごく良いと思います。
ただ、もし映画みたいに弟から「邪魔」って言われたら、相撲が始まるかもしれませんね(笑)。

-大分での弟さんとのエピソードを教えてほしいです。

弟とのエピソードかぁ。
たまに私が弟のご飯を作るんですが、ある時、私が手抜きチャーハンを作ったことがあるんですよ。
冷蔵庫に入っているものを、適当に集めながらフライパンに入れていたんですが、お醤油をかけたあと、食材を探している間に醤油が焦げちゃったんですよ(笑)。

-失敗しちゃったんですか?

おこげみたいになっていたんですが、弟が食べたら「めちゃめちゃ美味しい!」って言ってくれたんですよ。
「今まで食べたチャーハンの中で一番美味しいから、また作って!」って言われて、ちょっと嬉しかったですね。
それ以来、弟からは「チャーハン作って」ってよく頼まれます(笑)。
大分に帰っても相撲する?
森七菜さん

-地元・大分を離れて東京で生活されていますが、大分に帰ったらやりたいことは?

大分に帰ったら、友達に会って1日中おしゃべりしたいです!

-さすがに相撲は卒業しました?

相撲もしたいです!
めちゃくちゃ投げ飛ばしたいですね(笑)

-他にもやりたいことはありますか?

以前は焼肉が好きだったんですが、今はもっぱらお魚です。
もう、大分のお魚を食べたくてしょうがないです!

-とり天も好き?

とり天も辛子をつけて食べたいですね。
東京でとり天を食べることがあったんですが、辛子がついていなかったり、普通の唐揚げにもカボスがついていなかったりするので、若干違うんですよ。
大分の美味しいご飯を食べたいですね!
大分愛にあふれる森七菜さんからメッセージ
森七菜さん

-森七菜さん自身、今後の目標はありますか?

去年初めてドラマの主演をさせていただいたり、映画も発表されたり、今まで私のことを知らなかった方が知ってくださる機会が増えました。
でも、それが急に主演とかになって「なんだこの子は!?」って思われる方もすごくたくさんいると思うんです。
そんな「?」を、「なるほどね、だからこの子が主演に選ばれたんだ」とか、「こんないい役をしてるのね」って、いただいた大切な役に対して皆さんに納得していただけるような一年にしたいと思います。

-最後に、これからの大分との関わりや、大分県の方へのメッセージをお願いします!

グルメや温泉、大分県の方の人柄など、大分は素敵なところがたくさんある場所だと思います。
東京をはじめ全国の方々にも大分の魅力がもっと伝わってほしいと思いますし、大分の皆さんの力だけでなく、私もそこに協力していきたいです。
いつでもどこでも大分が味わえるような、そんな未来がくるように私自身もっと注目されるように頑張ります!

編集後記

本日はお忙しい中、ありがとうございました!
今回の取材では、手が震えるほどの緊張を味わいましたが、テレビや映画などでは分からない森七菜さんの大分愛を伺えました。19歳とは思えないほど落ち着いた雰囲気で話されながらも、友達と相撲をとったりチャーハンを焦がしたりといった、可愛らしいエピソードもすごく印象的です。
ぜひ今後も大分県を盛り上げるためにご協力いただけると、嬉しいですね。
(取材・文/菅堅太)

森七菜さんの経歴

2001年8月31日に大阪府で生まれ、幼少期に引っ越した大分県で2016年にスカウトされる。2019年に公開された新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』でヒロイン・天野陽菜の声優を演じ、人気女優として一躍人気を博す。2020年に公開された岩井俊二監督の映画『ラストレター』では出演と同時に、主題歌の「カエルノウタ」をデビュー曲として見事に歌い上げ、歌唱力の高さも披露した。
映画、ドラマ、楽曲などの分野で多くの人々を魅了する森七菜に、今後も注目が集まる。

【ミニコラム】
森七菜さん主演の最新作!『ライアー×ライアー』

『ライアー×ライアー』
▲©︎ 2021『ライアー×ライアー』製作委員会 ©︎金田一蓮十郎/講談社 配給:アスミック・エース

森七菜さんが実写初主演を務めた映画『ライアー×ライアー』。森七菜さん演じる⼤学⽣の「湊(みなと)」と、SixTONES の松村北⽃さんが演じる義理の弟「透(とおる)」とのラブストーリーです。本作はタイトルの「ライアー」にあるように、「嘘」が物語の重要なポイントとなっています。

「湊」と「みな」のタイプが異なる2役を演じる森七菜さんの演技にも、ぜひご注⽬ください!

<あらすじ>

ある⽇、親友の頼みで制服姿にギャルメイクを施した湊は、渋⾕で撮影を⾏っていた。その時、偶然現れた透はギャルメイク姿の湊を別人だと信じ⼀⽬惚れ。義理の姉弟といっても仲が悪かったため、湊は自身の名前を「みな」だと偽り、2⼈の交際が始まる。
⼀⾒、姉弟の騙し合いかのように思えるストーリー展開だが、物語が進むにつれて解き明かされる「もう⼀つの嘘」が観る者の胸を熱くさせる⼀作だ。

公開情報

映画『ライアー×ライアー』

2⽉19⽇(⾦)より全国順次ロードショー

監督:耶雲哉治

出演:松村北⽃(SixTONES)、森七菜ほか

公式サイトはこちら